
白色系の御影石は一般に「白みかげ」と呼ばれています。関東以北では黒御影系、関西では白御影系の石材が、墓石に多く使われていますが、もともと墓石は地元で産出する石を使っていたもので、たまたま関西では瀬戸内海で産出していた白御影が多く使われていたことから、白御影石が主流になったと考えられています。白みかげ石、といっても、真っ白ということではなく、白っぽいグレー色のことをさしています(白味の強いごま塩色)。全国的には、昭和20年〜30年頃までは白御影系が主流でしたが、その後黒御影石系が増えて現在に至っています。白御影石は、その明るい色調から、洋型墓石にもよく合う、と言われています。墓地によっては、赤系、黒系の石材を使用できないところもありますが、白色系の御影石が使用を制限されることはまず無いため、とくに意識することなく使用できます。白色系の石には鉄鉱が多く含まれているため、石材の種類によっては、茶色っぽい、汚れのような、サビの出やすい石材があり、海辺の土地に建立するとすぐに錆びてしまうので注意が必要です。
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