
中国における墓石用の石材加工は、種類・量ともに世界一の規模となっています。二十数年前に日本向けの墓石の加工・製作が始まり、現在では、日本の墓石の制作拠点の8割以上が中国になっています。
中国産の墓石について、品質にばらつきがあり、安定していないと評されることが多いのは、膨大な数の墓石が扱われていること、日本での墓石としての歴史が比較的浅いこと、中国産か否かにかかわらずそもそも天然石であること、などの理由があげられます。購入を検討する際には、硬度、吸水率などに加えて、風雨や日光による変色の度合い、錆の有無を、実際に建立されている墓石の状態で確認するとよいでしょう。
なお、中国の石の多くは、地名をもとにつけられています。名称の多くはアルファベットと数字の組み合わせでできており、「G○×△」という名称の場合は、「○省で×△番目に商品化された石」×△番目に作られた石」という意味をあらわしています。類似した日本の石材の名称で販売されることも多いため、購入前には契約書等で石材の正式名称を確認されるとよいでしょう。
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