
「磐梯御影」は、福島県産出の花崗岩で、青味が美しい高級材です。「磐梯御影」と「吾妻御影」は、丸森町から福島の梁川町へ向かう山中の、阿武隈川の南岸で採掘されており、「吾妻御影」の丁場から数百メートルのところから「磐梯御影」が産出します。青味の強い石質で、吾妻御影と一続きの丁場です。石目が細かく、はっきりしています。艶も良く、墓石として人気の高い高級石材です。吸水性が低く、雨が降っても、水はけに優れています。石目は細目です。
「吾妻御影」は、昭和45年頃、「磐梯御影」は、昭和56年から採掘が開始されました。石ムラ等が多く、「墓石材になるのは、採掘量の10%」と言われており、厳選した石材だけが、磐梯御影として流通しています。
採石・加工は八巻石材工業株式会社が行なっており、近年中国石材におされぎみではありましたが、年間の生産量は、1万8000切と、国産材の中では健闘しています。建築用材としては年間600㎡で、残った雑割石も土木用材として出荷するなど、限りある天然資源を大切にし、必要な分だけ採掘し、無駄なく大切に利用されています。
白御影石の中では、福島県産の代表格です。白みかげといわれる部類の中では、独特の柄をしており、好みが分かれる部分もありますが、弊社では人気のある石材の一つです。「磐梯石」とよく似た石目の石で、すぐそばで採掘されている「伊達青」という石がありました。しかし、現在は採掘されておらず、原石として出回っているものしかありません。
加工工場は、流通面の利便性をも重視して、東北自動車道の国見インターを降りたすぐ近くにあります。一部、原石等での販売も行われていますが、原則として自社加工した物を製品として出荷しています。
「磐梯御影」は、丸森町の川田島から数百m離れた曲木で、昭和56年から採掘が開始されました。石ムラ等が多いため、「採掘量の10%しか墓石材に使えない」と言われています。職人の厳しい管理の中で厳選した石材だけが、磐梯御影として流通しているということです。青味が濃く、繊細で優しい石質が特徴。東北地方を代表する高級墓石材で、研磨による艶持ちはよく、吸水率も低いのが特徴です。繊細でしっとりとしており、重量感にあふれています。