
マハマブルーの通称は「インドブルー」。バハマブルーとも呼ばれます。産地はインドです。青と紫と白が溶け合ったような、美しい色合いの、マルチカラー系御影石です(マルチカラーとは、2色以上の色が混ざり合った色あいを指していいます)。マーブル模様の混ざり方は、原石により様々で、二つとして同じ模様はありません。そのため、自分だけの、個性的なお墓を建てたい方によく利用されています。大理石風の色調で、置物などにも使用されています。深みのある青色は、夜明け前の空の色にも例えられてます。「バハマブルー」とも呼ばれているのは、この石の紫色の濃淡の模様が、バハマの海を思わせることからきています(※バハマは、西インド諸島のバハマ諸島を領有する国のこと。)。全国的に広く評価される人気の石です。
岩石名は火成岩、花崗岩、紫系中目御影石。黒い部分は黒雲母、磁鉄鋼、角閃石。透明部分は石英、白い部分…斜長石、赤茶部分と紫部分はカリ長石です。
絵具を混ぜたような、流れるようなマーブル調の模様の石は、他の色の石では他にもありますが、この色調の石で類似する石材は無く、個性的なお墓を建てたい方におすすめの石です。紫が基調のため、派手になるのでは?と心配されがちですが、落ち着いた、シックな印象のお墓になることが多いようです。また、他の石と組みわせてデザイン墓で使用されることが多く、たとえば、やわらかい印象のグレー系の石材にマハマブルーを組み合わせると、とても引き締まった印象のデザイン墓ができあがります。花の彫刻などがとても映えます。また、マハマブルーと、ノルウェー産のブルーパールを組み合わせると、両方とも艶のよい石材のため、宝石のような、ツヤツヤとした美しいお墓ができあがります。同じインド産のクンナムと組み合わせたデザイン墓も、美しさが際立ちます。青と紫が溶け合ったような流れ模様は本当に美しく、一目ぼれさせる魅力を持った石材です。もとは建築資材としてよく使われてきた石材です。記念碑などにもよく使われますが、歳月が経つと、表面が乾いたようになり、色が褪せたように変色する場合があります。少し柔らかい印象の石ですが、中国材に比べれば風化は遅いと言われています。 見掛け比重:2.830t/m3