うるう年にお墓を建てることはいけないことなのでしょうかという質問があります。
現代はうるう年はいつもより一日多い366日ですが、江戸時代は旧暦を使っていて、いつもの年より一月多い一年13か月だったのです。同じ給金で13か月を暮らさなといけないわけです。
そのため、ただでさえ生活するのが大変な年に墓を建てることはやめた方がいいということになったようです。
つまり、これは根拠のない迷信ということができます。
ある人が墓石販売店に聞いてみたところ、確かにうるう年には墓を建ててはいけないという人もいるようですが、最近は 気にする人も少なくなっていますと答えが帰ってきたそうです。
またある檀家の人がお寺さんに聞いてみたところ、問題はないですよとの答えだったとのことです。
最近は、納骨をしないでお骨をペンダントなどに加工したり、しゃれた骨壺に収めて仏壇に置いておくなどといったこともあるようです。
千の風になってという歌が流行ってから、日本人のお墓に対する考え方が変わってきたとも言われています。
迷信には、いわれやエピソードがあるものですが、時代の変遷により、物の見方も変わってくるものです。
ここで疑問です。
いけないといわれている年にお墓を建てた場合、法事などはどのように数えるのでしょうか?一般的には人が亡くなった年を一年と数えてそれから2年後に3回忌、6年後に7回忌となるのですが、その場合はまさか4年を一年と数えるわけでは ないでしょうね。
もしそうなら、法事をする回数が少なくて済むわけです。ただし、通常の最後の法事である17回忌を迎えるまでに 親族は寿命を迎えてしまかもしれません。
どちらがいいのかは迷うところです。
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