仏教では故人が亡くなったと同月同日を祥月命日とし、各種の法要が営まれることになります。
それ以外の月命日にお墓参りを欠かさないという人も多いでしょう。お墓参りに行ってはいけない日というのは特にありませんが、お盆の時期は仏様が家に戻ってくるとされています。
迎え火と呼ばれる提灯を持ってお墓にお迎えに行った後は、自宅の仏壇にお供え物と火を絶やさないようにして故人をしのびます。
一般的には7月または8月13日にお迎えに行き、14、15日を経て16日に送り火の提灯を携えて仏様をお墓まで送っていきます。この間は、常に仏さまとともに時間を共有することになります。
お盆には、故人に縁のある親類縁者が集まる機会も設けられる事が多く、墓参りは入念に行われるのが普通です。仏様が家に戻ってこられている日には、仏壇にお参りをすれば良いでしょう。
また、秋と春の彼岸にはお坊様を読んでお墓や仏壇の前で故人のための法要を行うしきたりを重んじている方も多いはずです。お墓の場合ですと、法要の旅に卒塔婆をたてることになります。
お墓参りに行くのを躊躇う人には、生前からのわだかまりが絡んでいるケースがあるようです。
故人のお墓を継いで守っていられる家族と顔を合わせたくないといった事情もあるでしょう。こういった方は、お参り時間を朝早くや夕方にずらすなどの工夫が必要かもしれません。
仏さまとなった故人に手向ける花にも少しの配慮が必要です。
よく言われているのは、棘や毒のある花は避けるということです。美しい花だからと言って、アザミやトリカブトの仲間を備えるのは良いとは言えないでしょう。
風水や占いに凝っている方は、外出を控えた方が良い日などがあるようです。ご自分が避けたいと感じる日には無理して墓参に行くことも無いでしょう。
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