散骨業者の選び方

いざ散骨するとなればどのようにすれば良いかはわからないため、業者に依頼することが多いです。どのようなところを選ぶべきか以下に説明します。

まず、国内の業者がそれとも海外かという選択があります。これは多くは亡くなった方がどこに散骨することを望んでいたかに依存する問題です。国内に散骨してほしいという方でしたら海外の選択肢はありません。しかし、ハワイの青い海に撒いてほしいというような要望は多く、そのような場合には海外も視野に入ってきます。海外の会社の方が人件費が安いことが多く国内に比べ安く済む場合があります。しかし、日本語が話せない場合もありそのような場合は散骨という重要な儀式にも関わらず十分なコミュニケーションがとれないまま撒かれてしまうこともよくあります。
ですので海外の業者を選ぶ際にはその点に注意すべきです。また、方式も様々あり散骨を委託する、つまり、前者は遺族自身は儀式に参加しない場合や、数組の遺族が合同で行う場合があります。どのような方式をとっているのかは選ぶ前に確認すべきです。

また、選ぶ際には、どのような性質をもった企業かを見極める必要です。遺族にとってはかけがえの無い故人の大切な儀式です。意図に沿わないような方式や、いい加減なやり方でされてしまってはとりかえしがつきません。
ですから、少しでもいい加減な対応をされたり遺族の意向を汲み取ってもらえないような場合には、違う企業を選択するべきでしょう。それから、散骨という方法はまだまだ一般的とは言えない方法ですから、どのような方法があり得るのか、どのような過程を辿るのかわからないことだらけです。

それにつけ込んで、どこもこんなものですといい加減な方法をとる会社も少なくありません。ですから、わからないことがあればすぐに質問するべきですし、それに真摯に答えないような業者は選択するべきではありません。

最後に執行人についてですが、散骨会社を選ぶ際には執行人が誰かという点にも着目すべきです。当該業者と執行人の関係はまちまちです。会社の内部の者が執行する場合もありますが、外部の別の会社に外注したり、単に仲介するだけという場合も多いです。

外注、仲介の場合は特に注意すべきです。どのような者が出てくるかわからないからです。経験の浅い者、専門家で無い者が突然出てきて、意味のわからないまま散骨されてしまってはたまったものではありません。このようなことが無いようにも散骨会社の体質、具体的な執行方法については事前によく調べ直接質問してよく理解しておく必要があります。