近年、にわかにペットブームとして、ペットを飼う人が非常に増えています。 背景には、核家族化により家族の人数が減ったことや、癒しをペットに求めたい人が増えていること、などが考えられます。ペットを飼う人が増えたということは、ペットのお墓に対する需要も増えたということになります。 家族のように可愛がったペットは、どのような形であれ、しっかりと供養してあげたいですよね。
ぺットのお墓を購入するにあたって、気になるのはその値段です。 供養の方法や、ペットのお墓の種類を選ぶにあたって、それはとても重要な要素であり、しっかりと把握しておく必要があります。 実際のところ、供養の方法や種類によって値段は異なってきます。
合同供養塔の場合は、非常に安く済ませることが可能です。 ペット霊園で火葬したときにそのまま埋葬できるもので、費用はペット火葬代に組み込まれていることがほとんどです。 火葬後、別の日に埋葬するときや、火葬したものを別の霊園に埋葬するときは、数千円かかるところもあり、高いところでは数万円かかることもあります。
また、ペットのお墓として納骨堂とよばれるものもあります。 納骨堂とは、多くのペット霊園が供えている、屋内型のペットのお墓です。 納骨堂には、豪華なものから、非常に手軽なものまで、幅広く用意されており、値段もその規模によって異なります。 一般的には、年間に1万円から、数万円の契約のところが多いです。 場合によっては、初期の数年間は無料というサービスをしているところもあるそうなので、各ペット霊園に問い合わせると良いでしょう。
もっとも理想的なのは、ペットのお墓として個別墓地をつくることです。 人間と同様に個別の名前を彫るものですが、当然のことながら年間維持管理費が高くかかってしまいます。墓石についても、大きさや形によりますが、10万円から数十万円を用意する必要があります。 経済的な余裕のある場合に、検討したいお墓の形態です。
自宅に骨壺を置いて供養する方法もあります。 「手元供養」「自宅供養」と呼びますが、通常は遺骨を加工したり、収容するメモリアルグッズをそろえるのが一般的です。 このグッズについては、値段は幅広く用意されており、数千円といった手軽なものから数万円のものまでがあります。 特に首都圏においてとられることが多い、ペットのお墓の形態です。
また、ペットを散骨する方法も、新しい供養の方法として取り上げられることが多くなってきました。 文字通り、海にペットの遺骨をまく方法です。 数万円のコストがかかりますが、後々の費用がかかることはありません。
以上のように、ペットのお墓の形態や供養の仕方にはさまざまなものがあり、それにかかる値段も幅が広いです。 ペット霊園やペット葬儀社により扱っているものが異なってきますので、事前に確認しておくのが良いでしょう。
ペットのお墓についての情報をしっかりと得たうえで、後悔のないお墓選びをしてきたいですね。
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