最近のマンション暮らし等の狭い収納スペースの少ない家の建築状況によっては遺骨の置き場に困る家も多いと思われます。
そこで一時的に預かってもらえるところがないかと考えるのも自然な流れでしょう。一時的な預かりが可能かどうかは寺の宗派によります。
浄土真宗の場合はもともとすべての遺骨は最終的には本山に収めることになっているので、墓も必要ありません。近年、墓を作る人が増え、それが常態となっていますが、浄土真宗に於いてはそれは本来の主旨とは違っておりますが、ご時世に合わせて皆さん墓を作るようになったようです。
浄土真宗の本山は京都にありますので最終的には京都へ持っていくことになりますが、各地方には別院という寺があります。ここではこの別院の本堂の中や、敷地の一部に納骨堂を持っております。
また場合によってはお墓形式の納骨堂を墓地に持っているところもあり、そこが墓がわりになっていて、預かって欲しいお骨は一時的にはここにも預かることができます。
将来、京都へ持っていきたい時には、そう申し出ればいいわけですが、そのままになってしまうことも多いようです。
他宗派ではこのようなことは分かりませんが、浄土真宗では本来の教義からいってそうなっているのです。家が代々続いていくとはかぎりません。
昨今の少子化で女の子ばかりの家も多く、一人っ子も多いわけですから、遺骨のお守りをどうするかは頭の痛い問題という家庭も少なからずあると思います。
この問題は他人事ではないのです。
そこにこのような考え方を持つ宗派があるということは大いに助けられるということになります。
宗教も時代に合わせて変わっていく部分もあって当然でしょう。ましてや、この浄土真宗では元々がそういう考え方なのですから、檀家が増えていくのも当然でしょう。
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