人の顔の相を人相というように、お墓にも墓相というものがあります。
石の色やお墓の形などが挙げられ、こんなお墓にすると子々孫々良くないことが起こるということが取り沙汰されていることが多いです。
ただ、その根底には子々孫々まで繁栄し、幸福であってほしいという願いも込められています。
墓相については様々な説があり、江戸時代の後期に出版された本が元になっています。
おおまかに良くないとされているものを挙げてみましょう。
特徴がある形の墓石を作ると、子孫が断絶し、生まれた子どもは幼児期に死んでしまう。
自然石で作った墓石は、子孫が断絶してしまう。
猫足型の墓石は、浪費や家庭不振、女系になる、足の病気が多くなる。
青い石の墓石は、災害全般や病を引き寄せる。
赤い石の墓石は、家庭不和、火災、身体虚弱を招く。
黒御影石の墓石は、災難や災害に遭いやすく、身内から犯罪者を出す。
木の下にあるお墓は、病人が多く出る。特に実のなる木の下は、身体が病弱な者が出る。
高圧線や電線の下の墓も、変わった出来事を招きやすい。
石碑が欠けているとけが人や病人が出て、手術などが必要になる場合もある。
お墓が向いている方向も重要で、北西を向いていると火事にあう、西南を向いていると精神を病んだり自殺に走ったりする、北東を向いていると急死や夫婦の別居などの災いが数多く起こるとされています。
もっとも良いとされている向きは、東南向きが一番良い相とされています。ただ、一番相が良くない墓というのは、手入れがされておらず、雑草が生えていたりする荒れたお墓でしょう。
墓相云々を気にするのも構いませんが、本来はご先祖様に気持ち良く眠っていただく場所としてお墓があります。 手入れがしやすく、墓参りをしやすいお墓が、きっと一番良いお墓なのでしょう。
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