人が亡くなると、現在でこそ一般的に戒名を得ることができるものとなりましたが、その昔は修行を納めた出家者だけが得られるものでした。
現在では必ずしも戒名を得なくても良いという人もおり、墓石に必ず刻まなくてはならないということもありません。
墓石に刻む場合には基本的には没年月日、享年などとともに刻まれます。それ以外に俗名を刻む人もいます。
俗名というのは生前の名前なので墓石には刻まないという考え方もありますが、著名な人や偉業を成し遂げた人々のお墓には俗名を刻んだものも見られます。
現在の一般的なお墓に刻まれる文字は○○家や○○家代々などと刻む例が多いようです。
和型の一般的な墓石の場合には竿石の正面に家名を刻んで石の右側面に戒名などを刻むケースが多いようです。
刻んでいく順番も通常は右側面の右側から順番に刻んでゆきます。
墓石そのものも現在はかなりさまざまな種類が選ばれており、ごく一般的な四角い形状以外にもさまざまな形の墓石を作ることができるようになりました。
墓地によっては墓石の形や大きさなどについて規制がされている場所もありますが、自分の好きな形のお墓を作ることができるのが魅力で、オリジナルの個性的な墓石を選択する人も増えてきているようです。
とはいえ、日本の墓の場合にはその中に入るのはその家の家族全員であったり、子孫が継承するものでもあったため、あまり建てた人の個性の強すぎるものは注意が必要な場合もあります。
その中に一緒に入る予定の人のことも考慮してよく考えてから決めることが求められます。
一生のうちにそう何度も買い替えるものではありません。
墓石そのもののデザインなどは周囲の人にも良く相談してから決める必要があります。
北海道・東北 |
|
関東 |
|
甲信越・北陸 |
|
東海 |
|
関西 |
|
中国・四国 |
|
九州 |