雪見灯籠は、石灯籠の一つです。形に特徴があり、笠が大きく、3〜4本の脚を持っています。背が低いため、主に庭園で使用するために設計されたと言われています。
お墓に置く雪見灯籠は、置灯籠あるいは墓前灯籠と言う言い方もします。お墓に設置される灯籠は、庭園で使用される雪見灯籠よりも小ぶりなものが多く、お墓の入り口の両脇などに設置され、入り口を照らす役割をしています。雪見灯籠がお墓の入り口にあるだけで、歓迎の意味も示せる上、お墓に風情が漂います。
また、雪見灯籠を庭に置けば、和風でお洒落な庭園が完成します。松の木や石、池と相性が良く、庭園を風情ある風景へと変えてくれる力があります。また、木の灯籠と違い、石でできているため、一度購入すれば長く使用することができます。雪見灯籠は庭に置いてありますので、雨や風にさらされて少し色を変え、年を重ねる毎に庭になじむようになります。雪見灯籠は、庭や墓の大きさによって灯籠の大きさを決めると良いでしょう。雪見灯籠を設置する場合は、直接土の上に置くのではなく、石の上に設置することをお勧めします。雪見灯籠は猫足のデザインが多いため、石の上に置くことでより雪見灯籠のデザインが引き立ちます。
雪見灯籠の型は、大きく分けて雪見灯篭丸型、雪見灯篭角型、古代雪見丸型、古代雪見角型の4種類に分けられます。笠の形が丸いか角があるかによって丸型か角型かに分かれ、「古代」とついている型は、雪見灯籠の原型と呼ばれる型をモチーフとしたものです。灯籠がはいる部分のデザインは様々なものがありますので、石材店を周り色々と見て回るのが良いかと思います。雪見灯籠には、主に御影石が使用されます。
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