延べ石は、ガーデニングなどでよく使用される石のことを言います。長い石などを使用して、土ばかりの庭が汚れたりぼこぼこになったりするのを防ぐために置かれるものです。また、お墓では一番下の土台となる部分のことを言い、墓石を雨や泥から守ってくれる役割をします。延べ石は、巻き石の工事と共にお墓に設置されます。巻き石は、隣のお墓とぴったりつけず、1センチ開けて設置します。まずは隣のお墓からの距離を測り、1センチとなるよう慎重に端の石を設置します。参道からの高さの制限もあったりしますので、注意が必要です。隣のお墓に近い石の設置が完了したら、階段部分となる前方の石を据え付け、四方の石の場所を調節して設置します。ここで、それぞれの石が傾いていたり、石どうしが直角に設置されていなかったりすると見栄えが悪くなる他、お墓がすぐに傾いて倒れてしまう可能性があります。四方の設置が完了したら、隣のお墓に近い法の述べ石と巻き石をボルトで固定します。その後、後方の述べ石を設置し、延べ石の継ぎ目に段差が出ないようにしっかりと調節していきます。ここでずれてしまうと見栄えが悪く、完成度の低いお墓になります。手で触って確認する作業になりますので、熟練の技が必要です。調節にはハンマーが使われますが、金属製のものではなく、ゴムハンマーが使用されます。このようにしてお墓の土台が作られていき、石と石はステンレス製の金具で繋がれます。
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