管理料とは？その意味を解説

管理料とは

管理料というのは、お墓の管理費のことです。マンションやアパートの部屋を借りる際、家賃とは別に管理費を支払います。これは、共用する部分の管理維持費のことで、廊下や外壁、電灯などの修理費、管理人の人件費などに充てられますが、お墓の管理料も同様で、お墓の共用スペースの維持費に利用されます。永代管理料を支払い墓地を立てたとしても、管理料は永遠に支払い続けることになります。

管理料は、公営墓地か、民営墓地かによって管理料金が異なります。一般的に、公営墓地では年間2,000円前後、民営墓地では年間5,000円前後です。民営では年間10,000円を越す管理料を請求する場所があります。特に、墓地の広さが広くなればなる程管理料は高い傾向にあります。また、首都圏などの土地の高い場所にある墓地の管理料も、比較的高いです。

永代使用料との違い

お墓を作るにあたってよく耳にする言葉の中に、「管理料」や「永代使用料」という言葉があります。ここでは、この２つにどのような違いがあるのかをご説明します。

管理料には永代使用料は、お墓を作るエリアの土地を使用するための料金です。永代使用料を支払い、お墓を立てることができれば、その土地は永久に自分達の土地になると勘違いされる方が沢山いらっしゃいますが、実はそうではありません。お墓を作ったのは、あくまで墓地所有者の土地の一部を借りる権利をもらっただけです。ですから、永代使用料とは言っても、土地の所有権を得た訳ではなく、賃借料を一括で支払ったという考え方の方が近いです。土地を購入したのになぜ管理費を支払わなければならないのか不思議に思われるかも知れませんが、それは、土地を借りているからなのですね。