7月13日から16日か、1ヵ月遅れの8月13日から14日の4日間のあいだ(地域によって異なる)におこなわれる先祖の霊を仏壇で供養する仏事の正式名称をいう。現在では、これが簡略化され、広く「お盆」や「盆」と呼ばれており、この期間を夏期休暇とする会社も多く、多くの家族が帰省することが多い。なお、この期間に全国のいたるところで開催される盆踊りも起源は盂蘭盆会とされている。
盂蘭盆会(うらぼんえ)の由来は、盂蘭盆が、サンスクリット語(古代インドの標準語で、現在もインド憲法で定められている22種類ある公用語の中の1つである)で、ウランバナ(「ぶら下げること」「吊るすこと」の意味)の音を当て字で漢字で表したものである。起源であるインドでは仏事的に特別な意味は持っていない。
盂蘭盆会の起源はお釈迦様の時代にさかのぼる。お釈迦様の弟子の1人が既に死んでしまった母親が、あの世で飢えた鬼で溢れる餓鬼道に落ちてしまったと知り、それを何とか救いたいとお釈迦様に相談したところ、旧暦の7月15日に供物を捧げて供養することで助かるとアドバイスされ、それを実行したのが起源とされている。
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