お墓の中には、猫脚を使用している墓もあります。竿石の土台となっている四角い石の四隅が、猫脚のように曲がっているもののことを指します。洋式の湯船ではよく猫脚のお風呂があり、足が外へ向かって曲がっているのに対し、お墓の猫脚は内側に向かって曲がっていることが多くあります。見た目がおしゃれなため、使用している墓地も少なくありません。猫脚ブームがあった時代は、お墓の殆どが猫脚だったようです。現在お墓に使用されている石は丈夫な御影石が多く使用されていますが、猫脚のお墓に砂岩系の加工しやすい石が使われていたこともあり、非常に壊れやすいのが特徴です。猫脚が欠けてしまった後は、全ての猫脚を取り除き、平らにする修理が必要です。猫脚のついたお墓には、蓮華台と猫脚の位置が逆のものも沢山見受けられます。これは、設置業者の知識ミスが疑われますが、正しい順番は、竿石の下に蓮華台、そして猫脚という順番ですので木を付けて下さい。 また、猫脚を使用しているお墓には悪い言い伝えがあり、養子相続となったり、長男の財産が減ったりする恐れがあると言われています。
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