磨き板は、石を磨いてつるつるにした材料のことを言います。墓石は、原材料を選定した後、2面をきれいに切断したものを使用します。これをスラブ材と呼びますが、これを加工することにより、墓石を関せさせます。スラブ材を、中口径切削機を使い、スラブ材を切断し、板状にします。その後、自動研磨機を使用して石を磨き上げます。石は硬いので、それに負けない刃を持った機会が使われ、研磨盤にはダイヤが入ったものが使用されます。平らな面であれば、全自動で研磨してくれる機会がありますので、手間がかかりません。このようにして石はつるつるの表面になります。
研磨には数段階あり、荒い目の研磨盤から、少しずつ目の細かい研磨盤を使用して、少しずつきめ細かい表面にしていきます。延材は、その後墓石のサイズに切断され、自動研磨機では磨ききれなかった細かい切断面を磨いていきます。これを、小面磨きと言います。墓石の形へ加工されたいしは、やくもの加工と呼ばれる特殊な加工へと入ります。やくもの加工は、曲線をきれいに出すために、手作業によって特殊な細工を行う作業であり、熟練した技術が求められます。曲線の部分などは、荒く曲線に削られた後、手作業によってきめ細かい曲線を作っていきます。曲線を作る際に使用する機会は、グラインダーと呼ばれます。手の力と体重を上手く使ってグラインダーを絶妙に石の表面へ当て、凹凸のないきれいな曲線を描いていきます。グラインダーで磨いた後は、水をかけながらさらに細かい部分を手で磨いていきます。この時は、ハンドポリッシャーという機械を使用し、より細かい部分までしっかりと磨けるようにします。こちらも、荒い砥石から目の細かい砥石に変更していき、自分の影が石に映る程に艶を出していきます。
磨き板は、このように様々な機械を使用し、多くの手作業の工程を経て完成されます。
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