お墓の引越しと墓石の行方【墓石ナビお役立ちコラム】

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お墓の引越しと墓石の行方

お墓の管理をしていると、現在設置しているお墓の土地面積が狭くて改善が必要と感じることでしょう。他にも、お墓参りを定期的に行っているけれど、遠方から向かわなくてはいけないことや体力的な側面から厳しい状況になりつつあるケースもあるのではないでしょうか。

このようにお墓の場所に関する悩みを感じている時は、お墓の引越しを検討するのがおすすめです。また、始めてお墓の引越しを検討している場合、何から始めれば良いのか分からないことが多くなかなか進みません。

そこで今回は、お墓が手狭になった、もしくはお墓の場所を自宅から近い場所に移したいと考えている方に向けて、お墓の引越し方法墓石の移動方法などお話していきます。

お墓の引越し方法

自身や家族の引越しについては、一般の方の多くが流れと手続きについて把握しています。しかし、お墓の引越しとなると頻繁に行うことではありませんし、日常生活で引越し方法や関連する情報を知る機会は少ないです。
そこで、ここではお墓の引越し方法と、費用の内訳など基本的なポイントについてお話していきます。

お墓の引越しサービスを行う業者

墓石の販売や新規設置工事を行う業者は、基本的に石材店が行います。石材店とは墓石に使用する石材の仕入れから加工、墓石の設置業務を行う業者のことです。また、最近ではお墓参りの代行サービスまで提供していることもあります。

では、墓石の引越しを行う業者ですが、同じく石材店がサービス提供しているケースや、墓石の引越し業者が提供しているケースなどです。

どちらが良いということではなく、それぞれの業種の中で優良業者とそうでない業者もあるので、当社墓石ナビを利用して一括見積もりしてみることをおすすめします

お墓の引越し方法は4種類

まず基本的な部分としてお墓の引越しは可能、そして引越しサービスを提供している業者があります。これらを把握できたら、次にお墓の石牌と遺骨の取り扱いから4種類の引越し方法に分かれている点も覚えておきましょう。

それでは4つの引越し方法を、分かりやすお話します。

全ての遺骨と石牌を引越しする

1つ目の引越し方法は、お墓に納骨している遺骨の全てと、石牌(墓石のこと)を移動します。お墓の引越しは改葬と呼び、納骨堂や霊園によっては石牌を持ち込めるケースとそうでないケースがあります。

そして石牌を持ち込めるお墓を見つけられれば、遺骨全てと石牌ごと引越しする方法もありでしょう。しかし、場所によっては石牌が持ち込めないルールになっている場合や、設置先の土地面積が石牌の寸法と合っていない可能性もあるため、特に事前の準備が欠かせません。

全ての遺骨のみ移動

2つ目は全ての遺骨のみ移動する方法です。

お墓の引越しといっても、必ずしも石牌ごと移動しなくても問題ありません。その場合、遺骨のみ移動する方法も選ぶことができます。後述でも簡単に説明しますが、遺骨を今納めているお墓から、引越し先のお墓に移動する時は書類手続きが必要です。

ただし、石牌ごと引越しする場合と比較して、費用を抑えられやすいので想定よりも引越し費用が掛かる場合は、遺骨のみ移動する方法を検討してみるといいでしょう。

遺骨を一時的に一部だけ移動

3つ目は一部の遺骨を一時的に移動する方法です。

お墓の遺骨のみ引越しすることを考えている方の中には、様々な事情から1度に全ての遺骨を移動できないと悩んでいるのではないでしょうか。そのような場合は、一時的に一部の遺骨だけを引越し先のお墓に移動する方法を選ぶのがおすすめです。

遺骨の移動については、必ず全ての遺骨とは定められていませんので、一部のみ移動することができます。ただし、書類手続きなどは必要ですので、事前に準備しておきましょう。

分骨にする

お墓の引越しの方法4つ目は、分骨という形で遺骨を移動します。分骨とは、遺骨を1か所に納めるのではなく、複数のお墓に納めることで引越しの際に切り替えることが可能です。

分骨と遺骨を一時的に一部移動する方法の違いは、一時的に遺骨を複数のお墓に納めるかどうかという点と、分骨証明書の有無になります。

分骨する場合は、お墓の引越し手続きの際に分骨証明書を管理元や火葬場から発行してもらう必要があります。

お墓の引越し費用の内訳

お墓の引越しを検討している方にとって、気になることといえば引越しに掛かる費用についてです。引越し費用の相場については、各費用項目で変動するため一概に決める事は難しいものの、おおよそ100万円台もしくは300万円台まで掛かる傾向です。

初めてお墓の引越しを行う方の中には、引越し費用の相場を知らずに手続きを進めていることもあるので、少なくとも費用相場については覚えておきましょう。

そして引越し費用の内訳についてですが、主に以下のような項目に分けられています。

(新しい墓石を設置する場合)

  • 今保有している墓石の解体
  • 新しい墓石の運搬や設置工事
  • 墓地や霊園の永代使用料、管理料(墓地の土地使用権に関する手続き)
  • 閉眼供養
  • 開眼供養
  • の他事務手続き

これら各項目をまとめると、総額で100万円以上掛かる仕組みです。また、墓石を解体・撤去するのではなく、墓石ごと移動する場合は費用も変動します。

お墓の引越し手続き

お墓の引越しを検討している場合は、引越し手続きの流れや各項目の意味についても知っておくべきです。そこで、ここからはお墓の引越し手続きを、分かりやすくお話していきます。
引越し手続きが初めての方は、特に参考にしてみてください。

引越し先を決める

お墓の引越しを決めたら、まずは引越し先となる墓地や霊園を探しましょう。墓地や霊園によって、墓石の持ち込みのルールなど細かく異なるため事前に1つ1つ調べたり問い合わせたりするのがおすすめです。

受け入れ証明書の発行手続き

お墓の引越し先が決まったら、引越し先となる墓地や霊園の管理元から受け入れ証明書を発行してもらう必要があります。受け入れ証明書は、自治体へ提出する必要のある書類ですので、忘れずに手続きを済ませておきましょう。

自治体との手続き

今お墓を設置している地域の自治体に、改葬(お墓の移動)に関する書類を提出します。必要書類は、前述の受け入れ証明書と埋葬証明書になります。また、自治来から改葬許可申請書の記入を求められるので、各項目を記入してこちらも提出します。

そして必要書類の提出が完了すると、改葬許可証を発行してもらえるので引越し先の墓地や霊園に提出して、石材店や引越し業者と共に引越し作業を行います。

閉眼供養と開眼供養

事務手続きとしては、前述の流れになりますが、引越し前にお寺の住職さんから閉眼供養をしてもらってから遺骨を取り出すのが一般的です。そして、引越し先のお寺の住職さんには開眼供養をしてもらい遺骨を納めます。

お墓の引越しには事務手続きも必要

お墓の引越しの基本から引越しの流れなどをお話してきましたが、特に必要書類を忘れないことが大切です。自治体に提出しなければ引越し先の管理元に提出する、改葬許可証を発行してもらえません。
また、石牌の運搬サービスを行うのは、お墓の引越し専門業者と石材店があります。どれを選ぶかは、費用相場や実績などから見極めることになりますが、初めての場合は判断の難しいところです。

ですので当社墓石ナビのご利用をご検討してみてはいかがでしょうか。公式サイト内から無料で一括見積もりの申し込みができますし、あらかじめ頂いた条件の中から業者を提示させていただきます。

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