よくある墓石の失敗談【墓石ナビお役立ちコラム】

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墓石のよくある失敗談

墓石を作り、建てた後、思わぬトラブルに見舞われることがあります。
不可抗力ともいえるケースもありますが、墓石を購入する際によく注意していれば防ぐことができたと考えられるケースもまた多くあります。
これらの失敗の多くは、気を付けていれば防止できているはずのものです。

墓石を作る際、信頼のおける石材店で、プランの打合せを念入りにしておけば防ぐことができます
墓石に関する失敗にはどんなものがあるのかを紹介いたしますので、石材店を選ぶ際、墓石を作る際の参考になさってください。

地震で墓石が倒壊

墓石は震度4以上の地震で倒れたり、ずれたりする

最近のお墓は、施工時に耐震・免震の対策がなされているものが多くあります。
しかし、何代も前から受け継がれている古いお墓はもちろん、最近建てられたものであっても、耐震対策がとられていないものがあります。

一般的に、耐震対策がとられていない墓石は震度4以上の地震が起こると、ずれたり倒れたりする可能性が高いと言われています。
実際に東日本大震災や阪神淡路大震災の際には多くの墓石が倒壊したり、ずれてしまったケースが多く見られました。

今や墓石の耐震対策は常識

地震によって寺や神社の石灯篭がずれたり、倒れたりすることがあります。
ニュースなどで、その様子が報道されたことも多くあるため、ご存知の方も多いことでしょう。
石燈籠のような重い物が倒れるほどの揺れですから、耐震対策が施されていない墓石などは簡単に倒れてしまいます。

最近のお墓は、施工時に耐震・免震の対策をとっているものが多くあります。
しかし、先述のように、耐震対策が施されていない墓石もまた多くあります。

墓石を施工する際、部材どうしを接着剤やコーキングでつないで固定しますが、それだけでは地震の強い揺れに持ちこたえることができません。
そこで、耐震・免震対策を施すことになるのですが、代表的なものには、墓石に芯棒を入れて揺れに対する強度を高めるものがあります。
この工法であれば、墓石に強い揺れが加わっても、倒壊やずれが起こる可能性は格段に低くなります。

また、近年はさらに耐震対策の施工方法が増え、芯棒を入れる方法よりも安価で簡素な対策も多くなっています。
平成の30年間においても、被害の大小にかかわらず、日本各地で大きな地震が頻発しています。
ご先祖様が安らかにお休みになられるためにも、墓石を作る際に耐震対策を施しておくことはもはや常識であるといっていいでしょう。

産地偽装の墓石を購入してしまった

外国製の墓石を国産と偽って販売されたケース

墓石はその石の素材によって耐久性が大きく変わることが多くあります。
墓石にもブランドのようなものがあり、「○○産の◇◇石を使用」などと銘打たれていることも多くあります。

実際に昔から墓石として使う方が多く、人気が高い種類の石があることは事実です。
石の色がきれい、石目が個性的である、といった外見の人気もさることながら、長い目で見た場合の耐久性の高さも人気の大きな要因となっています。

ただ、その石が本当にその産地の石なのかは、素人目にはわかるものではありません。
長年にわたって墓石を扱っている石材店のプロの方が見ても、産地の判別があやふやとなることも少なくはありません。
国産の人気が高い種類の石に酷似した外国の石もあります。

国産の石として販売されていても、実は外国の石であったということも珍しくありません。
石材店が石を仕入れる際、仕入れ先において外国製の石が国産と間違われて販売されているケースもあります。
しかし、中には、外国製の石を仕入れて、国産の石であると偽って販売する悪質なケースも実際にあります。

見た目はほぼ同じでも、耐久性に差がある

外国の石がどれも悪いものだとは言えませんが、外国製であるのに国産であると偽る行為が大きな問題といえます。
特に、判別が難しいことにより、故意に偽って販売している業者もあるので、注意が必要です。
また、国産の石であっても、その産地を人気のある産地のものであると偽装して販売するケースもあります。

先述のとおり、墓石の見た目は同じようなものであっても石の質によって耐久性が大きく変わってきます
石の質で耐久性に関わるものは、石の硬さを数値で表す「硬度」と、降雨等、外部からの水分をどれだけ吸収するかの「吸水性」です。

どんな墓石であっても、長い年月を経るにつれて、風化が進んでいきます。
家に例えれば、経年劣化ですね。
硬度が低い、硬さが不十分である墓石の場合、その風化の進行が早くなります。
また吸水性が高い墓石の場合、肉眼で確認できないようなミクロレベルの傷がついても、そこから雨等の水分を吸い込み、石の内側からの浸食が起こり、ひび割れが起こったり、石が欠けてしまうことがあります。

購入した当初は「安い金額で、有名な産地の墓石を購入できた」と喜んだものの、数年後に破損や明らかな変色、色あせなどが起こり、産地偽装ではないかとの疑いが生じたケースもあります。

失敗を防止するには石材店選びが重要

これらの失敗を防止するには、信頼のおける石材店を選ぶことが最善です。
墓石を見てその良し悪しを判断することは素人には不可能と考えた方がいいですが、信頼できる石材店を選ぶことは可能です。

ひとつの選択基準としては、その墓石に産地証明書が付いているかどうか、そして、その石材店が証明書付きの墓石を多く扱っているかどうかがあげられます。
その証明書ですが、日本石材産業協会が発行している「石材産地証明書」などは特に信頼できるものです。

石は国産品だが、加工は国外で行なわれており、耐久性に問題あり

石は国産、加工は国外

購入した墓石には産地の証明書も付いており、何の問題もないと思っていたところ、数年後にひび割れや、石が欠けるなどのトラブルが起こったケースが時々見受けられます。

購入を検討している際に、国産のブランド石材を使用することを条件として、数社の石材店から見積りをとり、最安値をつけた会社に依頼したところ、このような事態が起こりました。
よく調べてみると、石そのものは確かに国産のブランド品だったのですが、墓石として加工したのは日本国内ではなく、国外(中国をはじめとする東南アジア諸国)であったようです。

日本国内で墓石を加工する場合、熟練の職人が時間をかけて手作業で行ないます。
石は産地や種類によって、その性質が大きく異なります。
その性質を熟知し、その石に合わせた加工作業を行なえば、石の持つ美しさや色あいを最大限に活かし、さらに耐久性の高い墓石に仕上げることができます。

国外では工場で機械が墓石を製造する

生産性を高め、人件費を安く抑えることを目的として、墓石の加工を国外で行なう会社が増えています。
国外での加工は、工場で機械を使った工程となります。
その方法で加工したほうが、国内の熟練の職人に手作業での加工を依頼するよりも完成が早く、また、加工費用も安く抑えられるからです。

工場での加工は、オートメーションに近い形での大量生産となり、石の種類や性質に関係なく、すべて同じ工程で加工が進められます。
しかしすべて同じ工程で加工していては、石の性質に合わせた個別の加工ができなくなります。
そのため、手作業での加工に比べ、石の美しさを引き出すことができず、耐久性も悪くなってしまいます。

必ずそうなるとは限りませんが、数年後に破損が生じる可能性は、手作業による加工よりもはるかに高くなります。

まとめ

まずは信頼できる石材店を選ぶことが重要です。

墓石の購入で失敗しないためには、信頼できる石材店を選ぶことが重要です。
石材店選びがその後のすべてを決めると言っても過言ではないでしょう。

この記事が少しでも皆様の参考になれば幸いです。

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