墓石が壊れたらどうすればいいの?【墓石ナビお役立ちコラム】

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墓石が壊れたらどうすればいいの?

長い年月が経過する中で、地震や台風などに襲われてお墓が倒壊し、壊れてしまう場合があります。
墓石が壊れたらどうすれば良いのか、お悩みの方も多いことでしょう。

本記事では、墓石が壊れた場合の石材店への依頼の流れや修復方法・費用などをご紹介します。

お墓の破壊原因

お墓は壊れにくいことは事実ですが、建立してしまえば維持管理費用が一切かからないというわけではありません。
何らかの原因で損壊してしまうケースがあります。

お墓が壊れてしまう原因として、以下のようなものが挙げられます。

  • 経年劣化
  • 地震
  • 台風
  • 水害
  • 土砂災害
  • 山火事
  • 鳥獣による破壊
  • 人為的破壊

日本においては、墓石は基本的に御影石(花崗岩)など硬く耐久性のある材料で作られています。
しかし、何十年も雨風に晒され、時間が経過すると、風化でヒビが入ることもあります。
また、地震や台風、水害、土砂災害などで倒壊し、破損するケースもあります。
その他、墓地周辺で山火事が発生した影響で破損したり、動物が表面を破損させたり、人為的(故意、過失)に破壊される場合もあります。

お墓は滅多なことでは壊れませんが、お盆などにお墓参りに行った際には、破損個所が無いか確かめてみるようにしましょう。

ヒビ割れなどを放置しておくと、隙間に雨水が貯まったり、カビや苔が生えたり、地震などで亀裂が拡大して状態が悪化する場合もあるので、早めに補修をする方が良いでしょう。

墓石の破損形態の分類

墓石の破損形態としては、以下のようなものがあります。

  • 墓石表面に細かい傷がついたり、ヒビが入る
  • 目地(石と石の接着面)に隙間が生じる
  • 墓石にズレが生じる
  • 墓石が大きく傾く
  • 墓石が完全に倒れる

例えば「ヒビ」といっても、どの部位に生じているか、どれくらいの深さなのかで補修の難易度が変わってきます。
他の破損についても、千差万別です。

業者に補修を依頼する場合は、写真を見せたり、実物を見せた上で、見積もりをしっかりと出してもらう方が良いでしょう。

墓石が壊れた場合の対処法

墓石が壊れた場合の対処法として、以下のようなものが挙げられます。

  • 自分で補修する
  • 石材店に補修を依頼する

まず、自分で補修するという方法があります。
小さなヒビや破損の場合、自分で隙間をシリコン系のコーキング剤を用いて補修することも不可能ではありません。
自分で出来ない場合でも、親戚の中に、そのような作業が得意な人がいるかもしれないので、声をかけてみると良いでしょう。

ただし補修方法が下手だと、再び補修箇所から破損してしまうため、自信が無い場合は、素直に石材店に補修を依頼すべきでしょう。

次に石材店に補修を依頼する場合についてですが、やはり建立をしてもらった業者に連絡するのが一番良い方法です。
墓石の材質などを熟知しており、補修のノウハウも確立しているからです。

ただし長い年月の経過の中で、建立時に依頼した石材店が倒産しているケースもあるでしょう。
その場合は、事情を説明して、別の石材店に依頼するしかありません。
また建立してもらった業者であっても、あまりにも見積もりが高い場合は、他の石材店に相談してみることも悪くはありません。

最近建立されたお墓の場合は、保証が付いているケースもあるので、契約書を見て、保証が付いているか確認してみるのも良いでしょう。
保証がついている場合は、無料で補修が可能なケースもあります。

石材店への依頼の流れ

石材店に補修工事を依頼する場合、以下のような流れとなります。

  • 破損した墓石の写真を撮影します。(様々な角度から鮮明に)

  • 電話してから石材店に行き、写真を見せた上で補修したい旨を伝えます。

  • 実物を見てもらった上で、見積もりをしっかりと出してもらいます。

  • 補修工事の依頼を申し込み、前金を支払います。
    (全額後払いで良い場合もあります)

  • 可能なら、補修工事に立ち会うと良いでしょう。

  • 補修完了後、状態を確認した上で残りの代金を支払います

この辺りは、業者によっても変わってきます。あくまでも一つの例です。
補修工事は高額な費用がかかるケースもあるため、しっかりと見積もりを出してもらう方が良いでしょう。
金額に納得がいかない場合、別の石材店にも相談し、見積もりを出してもらい、比較検討すべきです。

親戚の中で相談するのも良いことです。誰かが良い業者を知っている可能性もあります。

修復に要する費用

補修工事の相場は、壊れたお墓の状態によっても異なるため、一概に論じられませんが、小さなヒビ程度であれば数千円〜数万円程度で補修できます。
ただし、大きなズレが生じ、傾いていたりして、組み直し等が必要となるような大がかりな補修工事の場合、10万円〜30万円くらいかかります。

また、亀裂が墓石の奥深くまで到達しているような場合、補修では対応できず、作り直しになるケースもあります。

この辺りは、業者によって異なってくる部分です。
一般的には建立してもらった業者に依頼する方が良いのは事実ですが、それ以外の石材店に相談して見積もりを出してもらって比較検討することも悪くはありません。
場合によっては、建立してもらった石材店よりも良い業者が見つかるかもしれません。

保証について

最近は、墓石の建立や補修工事について、保証を付ける石材店も増えてきているようです。
施工後、一定期間(例えば、5年間とか10年間)は、万が一の不具合が発生した場合や自然に損壊した場合に、無償(あるいは通常より安い金額)でメンテナンスを実施するというような内容の契約です。

業者によって、保証に対応していたり、対応していなかったりするので、見積もりを出してもらう際に質問してみると良いでしょう。
保証の有無も依頼する業者を選択する際の判断材料の一つです。

また、施工業者の保証とは別の話になりますが、地震保険の中には、墓石の倒壊などにも対応したタイプがあるので、加入を検討してみるのも良いのではないでしょうか。

まとめ

墓石が壊れたら、まずは自分自身で補修できるかどうか検討しましょう。
小さなヒビ程度であれば、自分自身でコーキング剤を用いて補修できるケースもあります。
しかし、そのような作業が苦手な方は、自分で補修するのは避け、業者に依頼する方が良いでしょう。

石材店に依頼する場合、可能な限り、お墓を建立してもらった業者にお願いする方が良いです。
ただし、廃業していた場合は別の石材店に依頼するしかありません。
もし見積もりが高すぎる場合は、他の石材店にも見積もりを出してもらった上で、比較検討してみるべきです。

また、比較的新しいお墓の場合、保証が付いているケースもあるため、契約書を確認してみましょう。
保証が付いていた場合、無料で補修工事が可能な場合もあります。
あまりに破損の度合いが酷い場合は、補修では対応できず、建て直しになるケースもあります。

お墓は、先祖の遺骨を納めている大切な施設です。
ただし、維持管理には相応の費用が発生します。
法事などで親戚が集まった際、どの石材店にお墓の破損時の補修を頼むべきか、費用面の負担も含めて相談しておくと良いでしょう。
毎年一定のお金を積み立てておくことも検討すべきです。

墓石が壊れた場合にどうすれば良いか、対処法などを解説してきました。
本記事が皆さんのお役に立つことができるなら幸いです。

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