国産の墓石と海外産墓石の違いについて【墓石ナビお役立ちコラム】

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国産の墓石と海外産墓石の違いは?

皆さんは「国産の墓石は高価で品質が良い」「外国産の墓石は安価で品質が低い」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
これは墓石に限った話ではありませんが、海外製の商品は粗悪な仕上がりの分価格が安く、国産の商品は丁寧な仕上がりの分価格が高騰するという考え方です。
こういった考え方が当てはまる商品は無数に存在する一方、実は墓石にはこれは当てはまらないのです。

では、国産の墓石と外国産の墓石にはいったいどんな違いがあるのでしょうか?
今回はここに焦点を当ててお話ししていこうと思います。

国産石材のメリット・デメリット

国産石材にもメリットとデメリットが存在します。ここではそれらについて詳しく調べていきたいと思います。

国産墓石のメリット・デメリットは例えば、以下の通りです。

メリット

  • 品質の高い石材の産出
  • 繊細な職人技術による採掘
  • 耐久性の高い墓石

デメリット

  • 価格が高騰している

以上のポイントについて細かく見ていきましょう。

メリット:品質の高い石材の産出

日本国内で産出される墓石の多くは“御影石”ですが、これらは世界基準で見ても最高級品質と言われている石材です。
主に本州で産出されることが多く、最高級品としては香川県の「庵治石」があります。
庵治石は墓石の中でも最高級品とされ、墓石の価格だけで500万円を超えるものも存在します。

その他にも茨城県の「稲田御影」や佐賀県の「天山御影」など高級と言われる墓石は沢山あります。
産出される土地によって石材の特性は異なりますが、そのどれもが高品質で劣化しにくいことで知られています。

このように、日本国内で産出される御影石は基本的に品質が非常に高く、信頼のおけるものです。

メリット:繊細な職人技術による採掘

国内で採掘された石材は国内だけでなく、海外でも加工されることになります。
国内で加工される場合には繊細な技術を持った職人が丹精込めて加工を行うため仕上がりはとても美しくなります。
これは海外の加工技術が劣っているわけではなく、日本古来から培われてきた技術の結晶です。

国内で製造された墓石は比較的高値で販売されることが多いのですが、一部例外も存在します。
それは国内で産出された石材を海外で加工した場合です。
こういった場合も国内で製造されれば「国産」と名乗って良いため、同じ国産でも価格に差が出てきます。

メリット:耐久性の高い墓石

国産石材は加工の手間もありますが、その分耐久性の高い石材として知られています。
石材自体の密度が非常に高いために、吸水性が低くなり、墓石の内部崩壊が起きにくく長持ちするのです。
表面硬度も高く、傷がつきにくいために表面的な美しさも損なわれず、内外ともに長持ちする墓石です。

デメリット:価格高騰の波が来ている

国産の御影石は近年産出量が減っており、市場での価格が高騰しています。

元々安くなかった国産墓石の価格がどんどん高騰することによって、手の届きにくいものになりつつあります。
また、現在国内で流通している墓石の約8割は外国産と言われています。
こういった価格事情も影響していると考えられます。

外国産墓石のメリット・デメリット

前項では国産墓石のメリットとデメリットについてお話してきましたが、この項では海外産墓石の特長、メリット・デメリットについてご紹介していきたいと思います。
食品等ではよく言われることですが、「外産品は国内産より劣る」という事が果たして本当なのかに焦点を当ててお話ししていきます。

外国産墓石のメリット・デメリットは例えば以下の通りです。

メリット

  • 様々な国の石材を選べる!
  • 比較的安価で品質の良い墓石がある

デメリット

  • 品質に大きなばらつきがある

以上のポイントについて細かく見ていきましょう。

メリットその1:様々な国の石材を選ぶことができる!

墓石というと日本国内で産出されているというイメージをお持ちの方も多いかと思います。
事実、先ほどお話ししましたように、国内産は品質の高さ、技術の高さから価格の高い墓石として販売されることが多いです。

しかし、世界に目を向ければ、御影石は世界中で産出されており、中でもインドや中国は日本の採石量をはるかにしのぐ量の採石量を誇り、品質が高いものも多いのです。

欧米諸国でも御影石は産出され、その土地によって石の色味や硬度が異なります。

メリットその2:比較的安価で品質の良い墓石がある

外国産の墓石は基本的には安価で販売されています。
安価だからと言って品質が低いのかというとそんな事はありません。
実際に採石量の多い中国でとれた御影石は、品質の高さは日本のものとほぼ同等ながら価格面では国産と大きく差が出るほど安価です。

これは、採石に掛かる人件費と加工費が日本よりも安価な事が挙げられます。
日本で石材を採掘する場合は職人の賃金が高いのでどうしても価格は高くなります。
その分出来上がる墓石はとても美しいのですが、安価とはいえ外国産も負けていません。

海外で石を産出する際の人件費は日本のそれよりも非常に安く、加工費も比較的安価です。
そのため品質の高い墓石を安く販売する事が出来るのです。
そして、石材の見た目も国産品と遜色ないほど美しく、特にインド産墓石は世界的に見ても美しい石として有名です。

デメリットその1:品質に大きなばらつきがある

外国産墓石は品質が高く、価格が安いものが流通しているとお話ししました。
しかし、実際には品質に大きくバラつきがあり、粗悪品を掴んでしまうと取り返しのつかないことになります。

品質の高い石材が流通している傍ら、高い基準に満たない粗悪な石材も同じ値段で販売している場合があり、それは素人目には判断が付きにくいです。
良い石を見極めて購入する為には、石材のプロにきちんと相談をする事です。
良い石材店を選び、良質な石材を選ぶことが大切になります。

国産と外国産、どっちがいいの?

ここまで両者のメリット・デメリットをご紹介してきました。
気になるのは、「どちらの墓石を選ぶのが良いか」ですよね?
そこでこの項では最終的にどんな判断で墓石を選べば良いかをお話します。

墓石を選ぶポイントは以下の通りです。

  • 産地が明確化されているか
  • 品質をきちんと把握できているか
  • 価格と品質が比例しているか

以上のポイントについて細かく見ていきましょう。

産地が明確化されているか

墓石を選ぶうえで石材の色や形状などが目に行きがちですが、一番大事なのは「明確化された産地で採掘された石材なのか」という事です。
この点はとても重要で国産、外国産いずれにせよ産地がはっきりしているか否かで購入を決めることが大事です。

国産という言葉をぶら下げて粗悪な商品を売りつける悪徳材店や、海外産を国産と偽って販売する石材店が存在します。

詐欺まがいの商法に巻き込まれないために、産地が明確化している石材店を選ぶことが重要です。

石材の品質を把握できているか

これはお客様ではなく石材店に関してですが、良好な商売をしている石材店は自分が扱っている墓石の性質や産地はもちろん、どういった加工が向いているのかなどを事細かに把握しています。

良好な石材店と綿密に連携をしながら購入を進めていくことで粗悪品を掴まされることなく、良質な墓石を購入でき、結果として素敵なお墓を建てる事が出来るのです。

価格と品質が比例しているか

墓石の価格は、実は石材店の言い値で決まる事をご存知でしょうか?
墓石業界では相場とは有って無い様なもので、品質に合った適正な価格を表示しているかが重要です。

石材店の匙加減が大きくなる分、消費者が金額を見極めることはとても難しいですが、一つの方法として“相見積”があります。
複数の石材店から見積もりを取り、見比べることで金額がどれくらい違うのか、それから適正な金額が幾らなのかを見極める事が出来ます。

こういった手間を惜しまないことで、価格に合う墓石の購入ができるのです。

まとめ

今回は国産の墓石と海外産墓石の違いについてお話をしてきました。

国産・海外産どちらのもメリット・デメリットが存在するという事です。
どこで採掘された墓石であっても、品質が良ければ良質なお墓が建てられるのです。
お墓は人生の内で何度も購入することはほとんど無いと思います。

今回のポイントを参考にして、国産・海外産の墓石と巡り合ってください!

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