新しい墓石は何年間もつものなのか?【墓石ナビお役立ちコラム】

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新しい墓石は何年間もつの?

お墓とは、人生の内でそう何度も購入するものではありませんよね?
しかし、一度建てた墓石は長くその場に建ち続けます。
いつまでも長持ちするような印象のある墓石ですが、実は墓石には「耐用年数」というものが存在し、老朽化していってしまうのです。

生前にお墓を建立することが増えた昨今では,、この耐用年数がとても重要になってきています。
建立してからお墓にお骨を納めるまでにタイムラグが発生するため、耐用年数によってはお墓が役目を果たすタイミングで、すでに風化し始めてしまうなんて事も考えられます。

そこで、今回は“新しい墓石の耐用年数”についてご紹介していきたいと思います。
石材の種類によって変わってくるのか、工事によっても変わってくるのかを見ていきましょう。

墓石の耐用年数が変わるポイントとは?

傍目に見ると、墓石は何年も変わらない見た目であり続けているように思いますよね?
しかし、先ほどお話ししたように、確実に老朽化は進んでしまいます。
一般的に、国産石でお墓を建てた場合、耐用年数は150〜200年と言われています。
そこで皆さんが知っておくべきは“墓石の耐用年数”はどういったポイントで変わってくるのかについてです。
ここでは、墓石の耐用年数にかかわるポイントをいくつかご紹介していきます。

墓石の耐用年数が変わるのは以下のポイントです。

  • 石の硬度
  • 吸水率
  • 石目のキメの細かさ
  • 基礎工事の重要性

では、上記のポイントについて確認していきましょう。

石材の硬度が耐久性を大きく左右する?

墓石は世界各地で産出された石材を切り出して、研磨することで美しい見た目へと変身します。
多く用いられる石材はいわゆる「御影石」といい、その種類は数多く世界中で産出されます。
御影石と言っても産出国やその種類によって性能は大きく変わり、その中でも「硬度」は墓石の耐久性に大きく関わってくるのです。

墓石の耐久性に関して、「国産の墓石は高価で丈夫」「外国産の墓石は安価で脆い」という印象をお持ちの方もいらっしゃるかも知れません。
しかし実際はそんなことは無く、インド産の御影石も高価で耐久性の高い石材として知られているのです。

硬度の高い石は、加工にある程度の手間がかかってしまいます。
そのため価格が高くなっているとも言われています。

墓石は基本的に外に建つことが多いと思います。
その環境の中で雨や風に耐えられるだけの硬度を持った石材を選ぶことが重要です。

吸水率が低い方が長持ち?

墓石は雨や水で濡れても特に問題がないとお思いの方は多いかもしれません。
ですが、石も水を吸収し、蓄積してしまいます。
墓石が濡れることで起きるのは「墓石の色が変わる」「蓄積された水分が凍結等により、石にひび割れや変色が起こる」の大きく2つです。

耐用年数が150年と言われていても、それは気候や風土によっても変わるため、墓石の吸水率は大いに関係があるのです。
石自体に吸水性があるため、完全に水を弾くことはできません。
しかし、吸水性の低い墓石を選ぶことで、墓石自体を長持ちさせる事が出来、美しさも保つ事ができるのです。

墓石のキメは吸水率に関係してくる!

墓石を構成する粒のキメが細かな石(石目の細かい石)は石の中の密度が高く、吸水率が低くなっています。
一方、石目の粗い石は吸水率が高く、水分を吸収しやすい傾向にあります。
高級墓石に見られる特徴として“石目の細かい墓石”という事が挙げられるため、墓石にとって粒のキメの細かさは重要なポイントなのです。

基礎工事で墓石の耐用年数は決まる?

お墓に使われる御影石自体の耐用年数は100年以上と言われていることは前項まででお話ししてきました。
しかし、一番老朽化が出やすい場所は「基礎」なのです。
墓石に用いられる基礎は、コンクリートで施工されます。
コンクリート基礎には鉄筋が入っており、鉄筋が雨で錆びないようにコンクリートで守っています。
しかしコンクリートが経年劣化でひび割れてくると、内部に雨水が侵入して、鉄筋を錆びさせてしまう事があります。
するとコンクリートの強度は大きく下がってしまいます。
これが、お墓の耐用年数を下げてしまう要因になります。

昨今、お墓の基礎には、耐震設備が施工されることが多くなりました。
これは近年連続して起きる地震への対策としてとても重要ですが、何よりも大事なのは「基礎工事をきちんと施工しているか」です。
いい加減な工事をされてしまっては、どれだけ耐震施工をした所で意味を成しません。

お墓を長持ちさせるためには、信頼できる石材店ときちんした打合せをして基礎工事を行う事が重要なのです。

まとめ

今回は墓石の耐用年数についてお話してきました。

いつまでも永久にあり続けるような墓石ですが、実は耐用年数というものが存在し、墓石自体は100年前後持つという事がわかりました。
石自体の“硬度・吸水性・キメ”が耐久性を左右すると同時に、お墓の基礎がきちんと施工されているかどうかで、耐用年数が大きく変わります。
墓石の事をきちんと理解し、信頼のおける石材店と連携することで長持ちする素敵なお墓が建てられるのです。

皆さんも墓石の特性や石の特長をきちんと理解して、長持ちするお墓を建ててくださいね!

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