施主は、布施する人のことを言います。葬儀を運営し、費用を負担する人の事です。よく喪主と間違えられますが、運営者と喪主が異なる場合は、施主と喪主は別人物になります。通常、施主と喪主は同じ人が行うことが多くありますが、時に喪主は故人の一番目の息子、施主は二番目の息子、という場合もあります。施主と喪主が異なるケースには、様々なケースがあります。例えば、社葬では、喪主は故人の配偶者となり、施主は会社となります。
また、故人に配偶者がおらず、未成年の子供に行ってもらうような場合、子供には施主は務まりませんので、この場合は親族が施主を務めることになります。喪主は、故人と最も縁が深かった人がなるものですので、基本的には親族が行う場合が殆どです。例えば、配偶者がまだ生きている場合は配偶者、配偶者がいない場合は一番上の長男、子供がいない場合は故人の兄弟などといった順で喪主の優先順位が決まります。ただし、喪主が施主を務められない場合もありますので、その場合は喪主と施主が別々になるというわけです。
喪主と施主が異なる場合、葬儀の打ち合わせには必ずどちらも出席する必要があります。喪主は執行、施主は運営に関わっていますので、喪主や施主抜きで話は進めることができません。施主は、故人の希望を鑑みた上で、葬儀の規模や内容を具体的に決めていきます。喪主は、それに沿って葬儀のかじ取りを行うことになります。
また、施主は建築業界でもよく使用されており、建築や設計などの注文主のことをお施主様と呼んだりします。
北海道・東北 |
|
関東 |
|
甲信越・北陸 |
|
東海 |
|
関西 |
|
中国・四国 |
|
九州 |