愛する人を亡くし、斎場で骨をひろう時の悲しみは筆舌に尽くせません。
骨を納める壺にもいろいろなものがあり、故人の人柄を鑑みながら選ぶ方が多いようです。お墓に納めてしまえば、骨壷の好みなど関係ないと考える方もいるかもしれません。
しかし、骨になっても愛する人には変わりはないのですから、こだわる気持ちも理解できるでしょう。
さて、いよいよ納骨を考えなければならないときに、まずはポイントとなるのがお墓の存在です。代々のお墓をお持ちの方でしたら、納骨までの流れはスムーズにいきますが、新たにお墓を作らなければならないとなると時間が必要です。
最近では、檀家になるのを煩わしく感じる方も多く、宗派に関係なくお墓が建てられる公園墓地が人気です。
自治体が開発した公園墓地などは価格もリーゾナブルです。管理料もわずかで済みますし、一般的にお墓参りにも行きやすいように作られているようです。
運よくこういった公園墓地スペースを購入出来たら、墓石業者に依頼して墓の建立をします。今では、親類縁者も少ない人が増えましたが、49日の法要にはほとんどの方をお呼びすることになり、その時に納骨も済ますケースが多くなりました。
49日の法要を自宅などで行った後にお墓に参り、骨を納めます。この時にはお坊様も一緒に参ります。卒塔婆をたてて、お経を読んでいただきます。
事務的な手続きとしては地方自治体が発行する埋葬許可証が必要になります。お坊様のほかに、お墓を建立した石材店の方も同席します。
お坊様のお布施とお車代以外に、石材店の方へのお礼も用意しましょう。
お骨の埋葬が済みましたら、食事を提供して故人をしのびますが、お坊様や石材店の方が参加することは少ないようです。
参加されない場合は、お食事代としていくらか包んでさしあげましょう。最近では、式の方法は簡略化される傾向にあります。
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