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洋型墓石のデザインにも注目!工事にかかる費用も紹介

自分や家族、ご先祖様が入る墓石は、一般的に和型墓石をイメージするのではないでしょうか。
和型墓石とは私達が良く目にする伝統的な形状の墓石で、縦長の墓石が中央に建てられ、その下には土台となる大きな石材を敷いたものです。

しかし、近年では墓石デザインの多様化も起きているため、和型墓石だけでなく洋型墓石を建てるケースも珍しくありません。

この記事では墓石デザインに悩んでいる方へ向けて、墓石デザインの種類をはじめ洋型墓石の特徴や建てる流れについて解説します。

墓石デザインの種類

まずは洋型墓石を知るために、大きく分けて3種類の墓石デザインについて分かりやすく解説します。

多くの石材店では、和型墓石以外のデザインにも対応しているので、この機会に覚えておくのがおすすめです。

日本独自の和型墓石

一般的に墓石といわれれば、日本で誕生した和型墓石と呼ばれるタイプを指します。
和型墓石は、縦長の棹石を中央に設置し、その下に数段の石材があります。また、周囲に卒塔婆立てや線香立てなども設置しているのが基本です。

棹石の正面には彫刻が彫られていて、○○家之墓などが刻まれています。

ちなみに墓誌とは、お墓に入っている方の名前や没年月日が彫刻されたもので、墓石の周囲に建てられているのが一般的です。

海外で用いられてきた洋型の墓石

洋型墓石とは西洋風の墓石デザインと、アメリカなどで用いられているプレート型などを総称したものです。

つまりアメリカなど欧米で用いられている墓石デザインだけでなく、日本で作られたアメリカ・ヨーロッパ風のデザインが含まれています。
そのため、欧米の墓石デザインのみと勘違いしないようにしましょう。

海外は土葬が多く墓石がない場合も多い

欧米など海外の場合は、洋型墓石と異なるデザインや土葬が多く、墓石の場合は以下のようなモチーフ・デザインで作られているのが特徴です。

  • 半円状の墓石
  • 直方体の墓石
  • プレートのみ
  • 十字架を縦に設置
  • 時計

また、海外の墓地は期限が定められていることが多く、更新しなかったり管理者不在だったりすると墓石を撤去されます。
他にも墓石を建てず散骨が一般的な国もあり、日本でも散骨をサポートしている葬儀会社があることも覚えておきましょう。

オリジナルの墓石

オリジナルの墓石とは、海外の墓石デザインを取り入れたり購入者のアイデアを基に設計したりなど、自由なデザインの墓石全般を指します。

和型墓石や洋型墓石と異なり、デザインの基準はありません。
あくまで自由にデザインできるのがオリジナル墓石の特徴ですので、十人十色のデザイン・形状です。

また、1から作り上げるタイプのため、和型墓石や洋型墓石と比較して費用が高い点に気を付けましょう。

石材店によって対応しているデザインは異なる

和型墓石や洋型墓石は、基準となるデザインがあるので墓石屋・石材店によって大きな違いはありません。
しかし購入者の要望に沿ってデザインするのが基本ですので、細かな違いがあり、デザイナーによってセンスや実現性にも差があります。

そのため墓石デザインを依頼する場合は、複数の墓石屋・石材店から比較検討するのがおすすめです。

洋型墓石の特徴

続いては、洋型墓石の特徴や種類について解説します。
洋型墓石と一言で表しても、さまざまなデザインがあり、デザイナーによっても細かな形状、サイズに違いがあります。

洋型墓石の購入を検討している方は、具体的なデザインイメージや石材の種類も決めておくといいでしょう。

洋型墓石とは

洋型墓石とは、冒頭でも触れたようにアメリカなどで見られるプレート型や、日本でデザインされた海外風の墓石デザイン・形状全般を指します。

以前は和型墓石が主流でしたが、価値観の多様化などによって洋型墓石を選ぶ個人・ご家族も珍しくありません。
また、このような変化に合わせて、多くの石材店も洋型墓石のデザインに対応しています。

洋型墓石の設置場所は、基本的に和型墓石と同じく墓地や霊園などです。

洋型墓石は低重心なタイプが多い

洋型墓石の特徴でありメリットでもあるのが、低重心な形状という点でしょう。

洋型墓石の多くは、横長の石材で構成されていて重心も低い傾向ため、縦長の和型墓石と比較すると地震や台風などで倒れにくい傾向です。
そのため重心という点も気になっている方は、洋型墓石を検討してみるのもおすすめです。

洋型墓石にも種類がある

洋型墓石には種類があり、ストレート型やオルガン型などさまざまな形状に分かれています。
それでは洋型墓石の種類と形状の特徴について、分かりやすく紹介します。

ストレート型

ストレート型とは、棹石(戒名や名前などを彫刻している中央部分の石材)の形状が地面に対して垂直に加工されているタイプです。

また、ストレート型はさらに洋一段ストレート型や洋二段ストレート型、曲線加工などを施した洋型墓石などに分かれています。

  • 洋一段ストレート型:棹石の下に設置する石材が一段のみ
  • 洋二段ストレート型:棹石の下に設置する石材が二段にしている
  • 洋二段ストレート型に水垂加工や亀腹加工などを施した形状

水垂加工とは「みずだれ加工」と呼び、台座となっている部分を地面に対して平行ではなく斜めに切り出した加工のことです。
水垂加工は雨水などを地面へ流せる形状で、水はけという点で優れています。

亀腹加工とは「かめばら加工」と読み、墓石の角部などを丸みのある形状へ加工することを指します。
いわゆる曲線・曲面加工のことで、美しく魅せるという点でも優れていますが、角部の割れやひびを防ぐ効果があり、機能面でも重要な加工です。

オルガン型

オルガン型とは棹石が、地面に対して斜めにカットされている形状のことです。
また、ストレート型のように、一段や二段といった型に分かれています。

  • 洋一段オルガン型:棹石の下に設置する石材が一段のみ
  • 洋二段オルガン型:棹石の下に設置する石材が二段にしている
  • 洋二段オルガン型に水垂加工や亀腹加工などを施した形状

オルガン型とストレート型の違いは、棹石の加工方法のみでその他で大きな違いはありません。

縦長の洋型墓石も存在する

洋型墓石は、基本的に横長のデザインで作られているものの、縦長のデザインで販売されているタイプもあります。

縦長の場合も全体のデザインは同じです。しかし、棹石の形状が大きく違っています。
また、通常のデザインと違うため、費用も変わる点に気を付けましょう。

デザインの自由度が高い

洋型墓石は棹石の形状や切り出し方法、石材など細かな点で注文できるので、比較的自由度が高いのも特徴的です。

また、棹石へ彫刻する内容も自由な側面があるため、○○之家以外にも好きな文字や文章を彫ることができます。

さらに人によっては、文字だけでなく絵を彫刻してほしいといった注文を行うこともあり、和型墓石とは彫刻に関する考え方も違うのが魅力です。

洋型墓石の費用や内訳

洋型墓石の費用相場や内訳についても解説します。予算の範囲内に建てられるか判断した上で、洋型墓石を検討してみましょう。

洋型墓石の費用は和型墓石と大きく変わらない

洋型墓石の費用は和型墓石と大きく変わらず、墓石の材料とサイズ、デザインの複雑さなどで変わります。

墓石の材料
本御影石などは高級な石材のため相場よりも高い。中国マホガニーなどは比較的安い。
サイズ
サイズが大きい程使用する石材量が多くなるため、費用がかかる。
デザイン
打ち合わせやデザイナーの作業時間、人件費によって費用が変わる。
墓石工事
設置場所や工数で費用が変わる。

洋型墓石のみの場合は、100万円や150万円などの費用がかかると考えておくのがおすすめです。

洋型墓石を建てる流れ

続いて洋型墓石を建てる流れを紹介します。特別難しい内容や、洋型墓石独自の工程はありません。
初めて墓石を建てる方は、この機会に確認しておくのがおすすめです。

洋型墓石は和型墓石と同じ流れで建てる

洋型墓石の建て方を、こちらに紹介します。

  1. 霊園が決まっていない場合は探す
  2. 石材店へ洋型墓石の相談を行う
  3. 石材店が3Dデザインや設計図を作成し見積提案
  4. 契約し墓石を建てる

ご先祖様が所有している墓地があれば、その土地に新たに墓石を建てることができます。
しかし墓石を設置する場所がない場合は、霊園など墓石を置くことができる場所を探します。

また、霊園に墓石を置く場合は、永代使用料(お墓として土地を使用する権利料)や法要、管理料などの費用もかかります。

そして洋型墓石を購入するためには、石材店にて見積・設計・契約が必要です。
石材店によってデザインの傾向などが違うため、相見積をおすすめします。契約後はデザインの決定と、墓石工事に進みます。

洋型墓石は個人の価値観が多様化した現代に合った選択肢の1つ

洋型墓石は、個人が重んじられる社会へ変化したこと、個人の価値観が多様化してきたため選ぶ人・ご家族が増えてきました。

費用面では和型墓石とは違いはなく、石材の使用量やデザイン、材質などによって費用は変わります。
また、洋型墓石は多くの石材店で対応していますが、デザイナーによって方向性や対応範囲も変わるため複数店で比較検討するのがおすすめです。

墓石ナビでは独自審査に通過した、優良石材店のみから一括見積・提案しております。
これから石材店を選ぶ方は、是非ご利用してみてください。

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