「あれ?今日は石材店のチラシが多いなぁ」
新聞を開いた時にふとそう感じたことはありませんか?
実は、土曜日は霊園や石材店のチラシが多くなるんです。
今回は、チラシと石材店の選び方についてご紹介しましょう。
ここでは、石材店のチラシについてご紹介していきます。
土曜日は一週間の仕事を無事終えやっとひと息つく日です。お茶やコーヒーを飲みながらゆっくりと朝を過ごすことができる日です。
そのように心にゆとりがある時に、ふとご先祖様やお墓のことを考えたりすることってありませんか。
土曜日にチラシが多いのは、「そうだ、お墓参りにでも行ってみようか」と考える人が多いからなのです。
石材店を含む供養産業業界ではお彼岸のある3月と9月を「彼岸月」と言っています。
それは、お彼岸の時期になるとお墓について考える人が多くなり相談などで忙しくなるからです。
そのため、石材店のチラシも3月と9月が多くなるというわけです。
石材店のチラシをよく見てみると、霊園のチラシと石材店のチラシがあることに気づいていましたか。
霊園のチラシのように複数の石材店が一緒に出しているチラシを「合同チラシ」といい、石材店が個別に出しているチラシは「単独チラシ」といいます。
霊園などに行く場合は、実はこのチラシが大きな意味を持つのです。
この記事では、チラシは単なる広告ということだけではなく、霊園などに持っていく場合には特別な意味があるということを覚えておいてください。
これまで、霊園や石材店のチラシについて、土曜日に多いこと、3月と9月にはさらに多くなること。そして、「合同チラシ」と「単独チラシ」があるということをご紹介してきました。
では、多くのチラシの中からどうやって良い石材店を選んだらよいのでしょう。
ここからは、石材店の選び方についてご紹介していきます。
石材店の仕事は墓石を建てることだけだと思っていませんか?
実はそれは大きな間違いです。
石材店のより重要な仕事は「墓守」なのです。
それはなぜか。
お墓は100年の買い物と言われます。一度建てれば代々受け継がれていくものです。一般の生活用品のように「売ります」「買います」といったようなものとは本質的に異なります。
そのため気をつけなければならないのが、にわかづくりの墓石販売業者やブローカーのような業者に墓石をお願いしないことです。
お墓を建てた後何年か経ってお墓について相談しようと思ったら「お店がなかった」とか、「電話したら不通だった」といった苦情が全国の消費者センターに寄せられているのです。
墓石に関する苦情のほとんどがこのケースに該当します。
ですから、墓石を立てる時は、墓石を保証し後々まで面倒を見てくれる信頼できる石材店を選ぶことが何よりも重要になるのです。
すでにご紹介したように、お墓は100年の買い物です。
墓石を立てる場合は、次の点に気をつけておきましょう。
といった点が良い石材店を選ぶチェックポイントです。
また、できればそのお店が建てたお墓を実際に見せてもらい出来栄えを確認できればさらに良いでしょう。
「おっ、この墓石は安い」といってすぐに石材店に電話し、墓地で落ち合って、自宅で商談して、すぐに契約...といった話を聞くことがあります。
実はこれが最も危険なんです。
もしかしたらその石材店は、事務所を一部屋借りていて、どこからか墓石を調達してきて建立するブローカーかもしれません。
すでにご紹介したように、石材店との関係はお墓を建てたら終わりというわけではなく、後々まで墓守をしてもらわなければなりません。
契約する場合は必ず石材店へ足を運び、お店を確認すると共に、お店の人の人柄や後々までのアフターサービスをしてもらえるお店なのかどうかを必ず確認してください。
墓石に機能性は全くありません。得られるのは心の満足です。
「格安墓石」「特売墓石」を購入して、果たして心の満足が得られるでしょうか。もちろん、高ければ良いということではありません。
お墓は、故人を供養し故人を偲ぶために建てるのですから、建立した後にすがすがしい気持ちになれるものでなければいけません。
目先の価格より、心の満足を重視したお墓作りが必要なのです。
これまで、チラシとどういう石材店を選んだらよいのかについてご紹介してきました。
せっかく墓石を建てるのであれば、地元に根づいた評判のよい石材店が安心でしょう。
それは、地元でいい加減な仕事や法外な価格で建てたりすれば、結果的に評判を落とし仕事がなくなるからです。
建てた墓石は、お店の信用を背負ってずっとそこに建立されているのです。
このような点を踏まえ、チラシを参考にして石材店を選んでください。